2012年9月26日水曜日

幼年向け教室をはじめます

 パウロフレイレ地域学校では、あたらしく幼年向けの教室を始めることとなりました。
ブラジル人の幼児を受け入れ、小学校入学に向けた準備を含め、バイリンガルとしての素地を育成する教育をおこないます。
 
 それにともない、幼児向けの遊具、玩具などを求めています。
 お持ちいただけるとたいへん助かりますが、豊田、名古屋近郊でまとまった量の場合、スタッフが取りに伺うことも可能です。
 ご家庭で不要になったものがありましたら、なにとぞご寄贈ください。

 読み聞かせ、わらべ歌指導などの、ボランティアも募集しています。
 他、楽器指導、絵画指導など。
(パフォーマンスしていただけるだけでもかまいません)
(運営が軌道に乗った場合、薄謝を進呈できる場合もあります)

 特に求めているもの
 紙芝居、積み木、モルファンブロック、レゴ、デュプロ、プラレール、「家庭保育園」「しまじろう」などの教材、、、

 なにとぞ御協力のほどよろしくお願いします。

2012年9月1日土曜日

スタッフ募集

保見ヶ丘ラテンアメリカセンター、パウロフレイレ地域学校では、スタッフを募集しています。

1.日本の小中学校に通う外国人児童生徒のための、放課後補習教室(学校の教科勉強)の先生。(毎日2~3時間)
2.ブラジル人幼児への保育(毎日1時間程度。日本語に慣れるため、日本語で行います)。
3.事務作業。(日平均30分程度)
4.ヘルパー講座受講外国人への日本語教師。(講座開催期間毎日1時間)

上記を募集しております。


求人。豊田。名古屋。愛知県。日本語教師。保育。教育。


2012年6月29日金曜日

ジョゼリア・ロンガット校長が日本を発ちました。
湿っぽいことは嫌い、とのことで、お別れ会もせず、平日の出立でした。

6月25日、月曜の朝、校長のいない保見の学校へ行くと、カンチーニョの教室のホワイトボードに、校長の言葉がありました。

私の愛するひとたちへ
あなたたちを愛しています。
いつも平和と正義を求める、善い人でいてください。
愛をこめて。 ジョー  24/06/2012 

3時過ぎ、やってきた子どもたちは、いつものように補食のおやつを食べ始めました。
ポルトガル語の先生も、日本語の先生も、玄関で保護者や来客の対応をしていましたが、そのうち教室の中から泣き声が聞こえました。

3年生の女の子が泣いていました。
エリアナ先生が戻り、ボードの文字を読み上げると、他の子も泣き始めました。

もちろんこどもたちは、校長がいなくなることを知っていましたが、それが本当になって、とても悲しくなったのでしょう。


こどもたちに「コピーしてほしい」とたのまれたので、ボードの写真を撮って、校長の写真と合成しました。

2012年4月14日土曜日

介護のための日本語 テキスト

テキストが完成しました。
結局締め切りいっぱい編集を続け、三月中は30部程度しか配布できませんでした。お申し込みいただいて送れなかった皆様、申し訳ありません。
3月中の配布も、予算は取れず、センターの負担ということになってしまいました。

今後の配布について、どのような形態、方法で配布するか、ただいま検討中です。
現状センターには作業にあたれる人員がおらず、外部に委託することになりそうです。
CDでの発送で、一部1000円以内を目途に交渉中です。
(社会福祉事務所など公的団体へは当方の負担にて発送いたしますのでお問い合わせください)

CDには1000ページ以上のテキスト、4-5時間の音声が入っています。
科目別になっているので、授業に必要なところだけプリントアウトすれば良く、たいへん使いやすいものだと思います。
外国人ヘルパーにとって悩みの種は、 訪問介護記録や、施設での経過記録ですが、日本語教師にとっても、そのための練習が悩みの種だそうです。
テキストには何度も試行錯誤を重ねた授業で編み出した練習方法を「惜しげもなく公開」(担当者)しており、「記録」作成のための「絵」も載っています。

キーワードに、ポルトガル語、スペイン語、英語の各国語訳がつき、文法部分は例文を全文訳しています。
すべての例文が介護のシーンを想定して作られています。
製作スタッフは「市販教材なら10000円はする」と鼻息を荒くしています・・・。

発送再開の時期ですが、製作スタッフのほうからは、「音声部分について、もう少し保見ヶ丘方式を増やしたい」という要望もあり、早速改定が行われるかもしれません。
 今月中にお知らせできると思います。
情報をご希望の方は


2012年4月10日火曜日

県営住宅への入居制限について

センターでは保見団地の県営住宅への入居制限が、外国人差別、人権侵害にあたると、再三にわたり県へ訴えてきましたが、状況は一向に改善されることはありませんでした。
この件について、センターは愛知県弁護士会にも「人権侵犯救済申立事件」として申立をしていました。
結果3月29日、愛知県弁護士会より、愛知県大村知事あて「要望書」の提出が実現しました。
 大村知事はどのように判断するでしょうか。
「要望書」はたいへんわかりやすい資料となっています。準備が整い次第公開いたしますので、しばらくお待ちください。

2012年3月14日水曜日

テキスト作り 最終局面へ

福祉医療機構より助成をいただいているテキスト作りが最終局面を迎えています。
ヘルパー講座受講生への何度もの適用を経ての完成です。
使えば使うほど改善点が見えてきて、改定に次ぐ改定、担当者は青色吐息で編集作業に当たっています。

今回作成のテキストは、「ヘルパー講座受講外国人向け」です。
日常生活に支障がないレベルの日本語能力がある外国人受講者が、毎講座前の90分程度を予習に当てる、という想定で作られています。
自習も可能ですが、介護についての知識がある日本語教師か、日本語教育についての知識がある介護のプロが教授に使うことを前提としています。

ヘルパー講座に外国人の応募があっても、受け入れを躊躇する教室も多いのではないでしょうか。
見切りで受け入れても、外国人受講生が座学の一日をぼんやりと過ごしてしまっている教室もあるのではないでしょうか。

celaho@gaea.ocn.ne.jp までご請求ください。メールのタイトルは「介護テキスト希望」としてください。
ポルトガル語版、スペイン語版、英語版があります。(各CDつき) 何語希望か明記してください。
100部程度まで、テキスト作成の予算内で(無料で)発送できます。 (3月中。1団体1部)
(3月中でも予算を超えた場合、発送できません。その際は4月中旬以降、改めて希望を募ります)

2011年11月1日火曜日

保見ヶ丘介護教室5期 日本語教室修了

保見ヶ丘介護教室5期が10月31日で修了しました。
講座開始当初に辞めたおひとりを除き、全員がゴールしました。
外国人の皆さんは、ほとんどの方が「一度はやめようかと思った」とのことでしたが、みんなで励まし合って修了することができました。その思いを語る修了式は涙、涙…。

ラテンアメリカセンターも、福祉医療機構から助成をいただき、今までにないボリュームで日本語教育をお手伝いすることができました。
毎朝の授業、教室や施設見学にお邪魔しての取材、テキストを作ってはお渡しし、その不備をまた改め、目の回るような忙しさの中、日本語能力の高い人が低い人を助けながら、お互いの能力を高め合う、理想的な教室ができたと思います。
「ヘルパー講座が終わってからも日本語を勉強したい」との声もたくさんいただきました。
学習者の皆さん初め、関係諸団体のご協力によるところと思います。
皆様、ありがとうございました。
(最後の日本語授業の後で記念写真)

2011年10月24日月曜日

震災被災地へ道具を

 保見ヶ丘ラテンアメリカセンターの緊急支援チームは、道具の会と協力、東日本大震災の被災地へ、大工道具を送る活動をしています。
すでに新聞報道なども多く出て、問い合わせも増えています。

以下が受け取りの概略となります。

センターで、道具を受け取り可能な時間は、平日の10時30分から17時30分までです。
場所は保見団地のほぼ中央、FOX TOWNという建物の一階です。
お車でいらっしゃる場合は、スーパー「FOX MART」の駐車場に入れてください。
センターにはスタッフ関係者以外も出入りしています。
「道具を持ってきたので、ラテンアメリカセンターの職員に渡したい」などとお伝えください。

なにとぞご協力のほどよろしくお願いします。

2011年9月15日木曜日

祝!「社会貢献者表彰」

 ニュース33号で最終選考に残っていることをお知らせいたしました「社会貢献者表彰」ですが、めでたくロンガット校長の受賞が決まりました。
校長の活動は無論ですが、皆様に支えられて学校を続けられたことも大きな理由だと思います。ほんとうにありがとうございました。
授賞式は11月21日、東京の帝国ホテルです。
東京近郊の方で出席を希望される方はお知らせください。
主催者から招待状を送っていただきます。
(但し「ニュース」送付先の皆様に限ります。)

「社会貢献者表彰」のホームページ↓
http://www.fesco.or.jp/award/index.php

2011年7月13日水曜日

夏休みのボランティアについて

 夏休みに向けて見学・調査の申し込みが多くなっています。
 センターでは少人数のスタッフが多くの仕事を抱えています。問い合わせへの対応の時間も惜しい状況です。
 下記に平均的なスケジュールを載せます。

 ○ブラジル人学校としての授業
 月~金 9.00~15.00 保見もしくは瀬戸 日本語の授業は現在、月、水、金

 ○日本の学校へ通う児童生徒の補習
 月~金 15.00~18.00 保見と瀬戸
 月、木 18.00~20.00 保見
 日本の学校の夏休み中は月~金 9.00~18.00 の予定

 ○成人向け授業(生活者としての外国人のための日本語教室)
 火、木 18.30~20.30 月6回
 土、日 10.00~12.00 月6回

  ブラジル人学校としての夏休みはトヨタの夏季休暇8月11日~19日のあたりです。

 他、保見のセンターでは、愛知県高齢者生協さんによる、ヘルパー養成講座が平日10.30~16.00まで。講座に付随する外国人受講者向け日本語教室は9.00~10.30です。
 食糧支援は毎月第一土曜日、12.00~16.00ころです。

 これらの活動に参加していただける方を受け入れ可能です。
 1日だけですと、「見学」ということになるかと思います。スタッフが応対する時間はありません。
 「取材」目的の場合、ボランティアとして働きながら、見聞を深めてください。必ず役に立つと思います。 

 参加を希望する場合、以下をお知らせください。
 名前、住所、所属、年齢、目的、参加形態、時期。
 かつ、参加プランをメールでお知らせください。
 メールへの返信が、「それでお願いします。参加をお待ちしております。」または「時期について見直してください」などで済む状態ですとたいへん助かります。

 上記よろしくお願いします。

 いささか厳しいお願いになりましたが、「研究」「取材」目的ではない、純粋なボランティアの方については、温かくお迎えしておりますのでよろしくお願いします。